一度観ると強烈な外観が忘れられない「国立新美術館」。
実はこの強烈さは外観だけにとどまらず、内部にも表れています。
既に3回ほど訪れた場所ですが、毎回初めて行ったかのような感覚にさせられる、いい意味で空間に「慣れない」新鮮さが感じられます。
今回はアクセスや料金などの基本情報に加え、美術館を場所ごとにピックアップしてご紹介します。
国立新美術館の概要|展示スペースは国内最大級
国立新美術館は「森の中の美術館」をコンセプトに、周辺の緑に調和することを目指した美術館です。
1996年の立案から2007年の開館までおよそ11年の年月をかけて建設されました。
地上4階地下1階の中にある展示スペースはおよそ14,000m2で、国内最大級を誇ります。
名称 | 国立新美術館 |
設計者 | 黒川紀章・日本設計共同体 |
施工 | 鹿島・大成・松村特定建設工事共同企業体 清水・大林・三井特定建設工事共同企業体 |
所在地 | 〒106-8558 東京都港区六本木7-22-2 |
アクセス | ・千代田線乃木坂駅から徒歩1分 ・日比谷線六本木駅から徒歩6分 |
駐車場/駐輪場 | ・駐車場なし(近隣駐車場を使用) ・バイク駐車場、自転車駐車場あり |
営業時間 | 10:00〜18:00(火曜定休) |
電話番号 | 050-5541-8600 |
観覧料金 | 入館料なし ※企画展の観覧料はイベントごとに異なります。 |
公式サイト | https://www.nact.jp/ |
国立新美術館のロゴデザイン
全ての角を開けることで、開かれた「新しい場所」を表現したロゴ。
新しい場所には美術に関する情報や、人々の新しい関係を築く窓のような開かれた場になるような願いが込められています。
ロゴデザイナーはクリエイティブディレクターの佐藤可士和氏です。
国立新美術館の外観
国立新美術館の外観は曲線を描くガラスのカーテンウォールが特徴的です。
カーテンウォールからは外部の植栽や四季の眺めを楽しめるだけでなく、薄緑色のカーテンウォールそのものが、隣に広がる青山霊園に溶け込む自然な色となっています。
デザインだけでなく国立新美術館の建物は
・免震装置で地震&安全対策
・省資源対策で雨水を再利用
・空調システムで省エネ対策
・ユニバーサルデザイン対応
など、機能面でも充実しており、デザインとの両立を実現した美術館と言えます。
国立新美術館のレストラン
逆円錐形の上部に広がるレストランでは、正統なフランス料理が味わえます。
ランチコースは2,600円ほど、ディナーコースは4,000円台〜6,000円台とリーズナブルな価格で食事が楽しめます。
営業時間 | ランチ:11:00~16:00(L.O.) ディナー:16:00~21:00(19:30 L.O.) 火曜日定休(*館の休館日に準じます) |
電話番号 | 03-5770-8161 |
国立新美術館のカフェ
1階のカーテンウォールに沿って広がるカフェでは、外部の自然を楽しみながらゆったりとした時間を過ごせます。
十分な数の机と椅子が用意されているので美術館が混み合っている時でも利用できます。
テラス席も用意されているので外で食事することも可能です。
こちらのカフェは、2016年公開の大ヒット映画「君の名は。」で瀧くんがデートをした場所として登場し、聖地巡礼で訪れる人が多いカフェです。
価格はちょっと高めかな?という感じ。(スタバくらい)
営業時間 | 11:00~18:00(17:30 L.O.) 火曜日定休(*館の休館日に準じます) |
電話番号 | 03-5770-8163 |
まとめ:デザインも機能も先進的。
国立新美術館は港区六本木の都心に建てられた美術館でありながら、四季折々の風景を楽しめる自然豊かな美術館です。
美しいカーテンウォールの外観が印象的ですが、それ以上に様々な機能が施された先進的な建築物と言えます。
ロゴに込められた願いの通り、新しい場所と人々のつながりを実現させる飽きのこない美術館です。
国立新美術館と同じく、東京にあるおすすめの建築物はこちらの記事でご紹介しています♪
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